かなり前(1年くらい)にGLUTのラッパクラスについて記事を書いたが、当時は開発環境がMacのみだったため、他のプラットフォームでの確認は行っていなかった。最近Windowsマシンを使える機会があったので、Windows + Visual Studio環境で確認をしてみた。確認した環境は以下の通り。
- OS : Windows 7 Ultimate
- VS : Visual Studio 2010 Ultimate
- GPU : RADEON HD 6770M
- GLUT : AMD APP SDKに付属していたもの
Visual StudioでGLUTを使えるようにする方法については特に記載しない。プロジェクトのプロパティでIncludeフォルダやlibフォルダを見に行くようにしてやればいいはず。
以前アップロードしておいたものをそのままビルドしようとしても、やはりうまくいかなかった。そこで、以下の点を修正した。
- "#include <GLUT/glut.h>"となっているパスを"#include <GL/glut.h>"に修正
- DefaultのDisplay Modeを"GL_RGBA"から"GL_BGR_EXT"に変更
- そのままでは円周率"M_PI"が使えないので"#include <cmath>"のまえで"#define _USE_MATH_DEFINES"を追加
これで何とか動くようになった。
その後、Windows向けとMac向けを二重管理するのも面倒なので、プリプロセッサで場合分けするように変更した。つまり"#ifdef _WIN32 ~ #else ~ #endif"で囲うことにした。
ちなみに新しいソースはこちら→ dgl_20120122.zip
ちなみに"testDGL.cpp"をビルドして実行するとこんな感じになる。
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