以前の記事でMacにGentoo Prefixを導入してみたが、その動機の大部分を占めていたのはTeX環境を簡単に導入するということだった。しかし、Gentoo PrefixではTeXパッケージがマスクされているので、そのままでは導入できなかった。
というわけで簡単に諦めて、MacTeXパッケージをここからダウンロードしてきてインストールした。サイズが若干でかい(1.5GBくらい)が、RedHatなんかのなぞにでかいISOファイルよりはましだと思うことにした。
ダウンロードさえしてしまえば、インストールはインストーラが勝手にやってくれるので、特に困ることもなく完了。
それだけでは、つまらないのでTeX周りの環境も多少整えることにした。とりあえずEmacsでソースは書くことになりそうだから、YaTeXは必須だろうと思いインストールすることにした。そのときに調べていて気がついたことだが、Carbon Emacsでは"HELP"→"Carbon Emacs Package"→"Net-Install"→"YaTeX"とすると自動でダウンロードしてインストールまでしてくれるらしい。便利な世の中になったもんだ。
インストールが完了したので(自分は何もしていないが)自動起動設定をすることにした。これもたいしたことはなく、"${HOME}/.emacs"ファイルに
- (setq auto-mode-alist
- (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
- (autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Anothoer LaTeX mode" t)
と追記すればOK。
以前にTeXを使っていたときはDVIファイルはあまり扱わず、たいていPDFに変換していた記憶から、コンパイルの時についでにPDFにまで変換してしまうラッパーを作った。
- #! /bin/bash
- LATEX=platex
- DVIPDF=dvipdfmx
- ${LATEX} ${1}
- ${DVIPDF} ${1//'.tex'/'.dvi'}
これをplatexコマンドの代わりに指定すればDVIファイルとPDFファイルの両方を作成してくれる。".emacs"には
(setq tex-command "platexpdf")
こんな感じで書いておけばOK。もちろんパスを通しておくか、そうじゃなければフルパスで書く。
TeX関連の参考URL
- TeX Wiki 奥村先生のところ
- MacWiki リスト/TeX
- YaTeX
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